遊びについて

Q. 子どもの遊びにどのように関わったらよいでしょうか?

A. 1日一度は身体を使う外遊び、心を使う内遊びに付き合いましょう。

人間の健康は心拍と呼吸の正常な働きによって支えられています。
そして、そのいずれもが、 “解放(弛緩)” と “集中(緊張)” の2つの規則正しいリズムから成り立っています。
1日の規則正しい生活リズムが 子どもの健康な肉体形成に不可欠な条件であることの理由もそこにありますが、遊びの中にも是非 “解放” と “集中” ( “動” と “静” ともいえる) の2原則を取り入れてみてください。

「外遊び」 というと遊具を持って公園での砂遊びに限定されがちですが、何も持たないで、ただ緑と土を求めて ふらっと散歩に出かけるのも良いことです。
通ったことのない道を歩いて新しいお店や路地裏の草花をみつけることも親子にとって良い気晴らしとなりますし、草を摘むにも土いじりをするにも道具がなければ素手を使うことになり、その分だけ手足の感覚を働かせることにもつながることでしょう。
たとえ緑と土にたどりつかなくとも、歩く機会の少なくなった現代の子どもたち (いや大人たちにとっても) 歩くだけでも良い運動となりますし、とかくストレスの多い親子関係をほぐしてくれます。
ただし、帽子、着替え、おやつ、水筒をお忘れなく。

子どもがおうちの中で一人遊びをする時間 (内遊び) は、心を養う最も大切なひとときです。
一人静かに遊びこんでいる時は邪魔をしないように。

子どもが友達を求める年齢に達する頃になると、友達と遊ぶ練習台として ままごと遊びの相手役に必ずお母さんを求めるようになります。
ひとしきり付き合ってやると子どもは満足して また一人遊びに戻ってゆくものですが、満足できない時には 子どもにもできる家事の手伝いをあてがってやるのも1つの手です。
けれども、手伝いといっても あくまで子どもにとっては遊びの範疇にあることを忘れずに、結果を求めすぎないように。
子どもにとって必要なことは、自分と相手との要求のやりとりを練習することにあるのですから。

外遊びが好きでなかなか落ち着いて家にいられない子どもは、1日中戸外で遊んだ日の夜は興奮が収まらず、体は疲れているのになかなか寝つくことができず、ぐずったり 駄々をこねたりしがちです。
そんな時には、無理矢理寝かしつけるよりも子守唄を歌ったり、短い素話を語りきかせると だんだん気持が鎮まって自然に眠りに導くことができます。
寝る前のひととき 子守唄や素話を聞かせることを習慣化すると、子どもはそれを楽しみにするようになり、自分から布団におもむいて心を鎮めようとつとめるようになるはずです。
母子の良い形でのスキンシップも生まれ、子どもが安心して眠りにつくための最良の方法と思います。